支援者対象 研修ほうこく(研修レポート)

岡山県くらし復興サポートセンター 研修報告

 岡山県くらし復興サポートセンターでは、平成30年10月のセンター開設以来、倉敷市真備支え合いセンターの見守り連絡員の方や、総社市復興支援センターの生活支援相談員の方、岡山県の災害支援担当関連部署等を対象に研修を行ってきました。

令和2年度 研 修

5月25日 令和2年度 被災者生活支援従事者研修

集合【課題別:支援型リーダーシップ】研修
いのち・尊厳・くらしを共に守るために
「ない」から「ある」に目を向けること 「貢献と感謝の好循環」を生むことができるようになろう!

対象者 倉敷市真備支え合いセンター 見守りリーダー 相談員(センター長 副センター長 含む)等
概 要

令和2年度最初の研修は、倉敷市真備支え合いセンター 見守りリーダー・相談員を対象に行いました。
今年度から新たなメンバーも加わっており、コミュニケーションとチームづくりを念頭に開催しました。
まずは、自分の人生を振り返り、これまでの経験や出来事などを振り返りました。それをもとに、物事の捉え方や反応の傾向を確認し、お互いにそのエピソードを共有しました。これにより、お互いの物事の考え方やとらえ方を確認しました。
お互いを知り合うことで、今まで見えなかった視点で物事を捉えることでき、その人の背景を理解することで、自分の価値観や考え方とは違う考え方を受容することが、支援者には必要なことだと確認しました。
参加者からは、「普段はあまり話さないこれまでの人生経験や出来事を振り返ることで、より深く相手のことを知れた・知り合うことができた」「知らない一面を知って、その人に興味を持った」などの声が聞かれました。

6月15日・19日・22日・26日 令和2年度 被災者生活支援従事者研修

【初任者共通】チームビルディング研修
場を関係をつくるとは?

対象者 倉敷市真備支え合いセンター 見守りリーダー 相談員(センター長 副センター長 含む)等
概 要

見守り連絡員・見守りリーダー・相談員等の初任者を対象に、被災者中心の支援活動をチームで展開することを目的として、「何のために、何を、誰が、どうやるのか」という、倉敷市における被災者見守り・相談支援がめざす方向と進め方、各職種の役割や支援者としての心構え、関係の築き方の研修を行いました。 オーラを伝えてあいこにするじゃんけんでは、波長合わせの大切さやペーシングの3つの技法を、互いを知り合う活動では聴き方のコツを、体験を通して学びました。また、被災者や被災地のニーズに応え自立を支援するためには、「再建のタイムラインを見据えつつ、その人のタイミングに合わせることとの『いつ(時期・時機)』の判断が重要」「各職種や支援機関が役割分担することの意義、分担しているがゆえに目の前の支援に集中してしまいがちになることから支援の全体像を共有する場や機会が必要」ということを、制限時間内に自立した紙のタワーをつくるアクティビティを通して実感しました。

6月15日・19日・7月16日・8月20日 令和2年度 被災者生活支援従事者研修

【課題別:支援型リーダーシップⅡ】研修

対象者 倉敷市真備支え合いセンター 見守りリーダー 相談員(センター長 副センター長 含む)等
概 要

今回の研修は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、研修規模を縮小、回数を増やして研修を行いました。見守り連絡員・見守りリーダー・相談員等の初任者を対象に、被災者中心の支援活動をチームで展開することを目的として「何のために、何を、誰が、どうやるのか」という、倉敷市における被災者見守り・相談支援がめざす方向と進め方、郝職種の役割や支援者としての心構え、関係の築き方の研修を行いました。

7月27日・28日 令和2年度 被災者生活支援従事者研修

【現任者共通:相談支援技術Ⅰ~コミュニティソーシャルワークの視点から】

対象者 対象者 倉敷市真備支え合いセンター 見守りリーダー 相談員(センター長 副センター長 含む)等
概 要

現在、発災から2年が経過し、住まいの再建が進み、地域でのくらしに移行してきているこの時期は、地域での見守り・安否確認体制の再構築、生活環境の変化による心身の負担への対応も必要となります。一方、住まいの確保に関わる悩みや不安を抱えている世帯も多く、被災者を取巻く課題も時間の経過とともに個別化・複雑化してきています。同時に、災害をきっかけに、個人・世帯・地域社会で潜在化していた問題や課題が顕在化したり加速化したりしています。
このように、住まいの確保が進み地域でのくらしへの移行期における支援は、広範なニーズへの対応が求められ、被災者の現況把握やアセスメントが肝要になるとともに、地域の福祉力を高めていくアプローチも必要となります。
そこで、現任者共通研修では、被災された個人や家族が置かれている状況を個別にアセスメントする力量の強化、とくに生活機能への着目し、個人だけではなく関わる周囲の人々も含めて世帯の力をみることができるようになることを目的として、「相談支援技術~コミュニティソーシャルワークの視点から」を3回に分けて実施しました。

7月27日 令和2年度 被災者生活支援従事者研修

【課題別:事例検討の進め方Ⅰ~ケースカンファレンスの改善】

対象者 倉敷市真備支え合いセンター 見守りリーダー 相談員(センター長 副センター長 含む)等
概 要

住まいの再建が進み、もともとお住まいだった地域や新たな地域でのくらしに移行してきているこの時期には、地域での見守り・安否確認体制の再構築、生活環境の変化による心身の負担への対応も必要となります。
一方、住まいの確保に関わる悩みや不安を抱えている世帯も多く、被災者を取巻く課題も時間の経過とともに個別化・複雑化してきています。
このような中、倉敷市(倉敷市真備支え合いセンター)は、「個別支援会議(本会議・事前会議)」を設け、必要な支援を検討し、支援機関等につないでいます。さらに、多機関による支援が必要なケースは、「ケース会議」を通じて多機関が連携した支援を展開しています。これらの会議で検討され支援につながったケースについても、漠然とした不安等に対する傾聴などの関わりが必要な世帯は、引き続きセンターによる見守り・相談支援活動を行っています。現在のこのかかわりを、被災された方が生活を立て直す地域で、どのように引き継いでいくのかが、この移行期における課題のひとつとなっています。
この課題には、主に相談員と見守り連絡員リーダーが対応していくこととなります。そこで、センター内の会議に位置づいている「リーダーミーティング ケースカンファレンス」において、この課題を視点としてもち、ケースごとに検討していくことができるようになることを目的に「課題別研修:事例検討の進め方~ケースカンファレンスの改善」を3回に分けて実施しました。

8月21日 令和2年度 被災者生活支援従事者研修

【課題別:コミュニティソーシャルワーク】研修

対象者 対象者 倉敷市真備支え合いセンター 見守りリーダー 相談員(センター長 副センター長 含む)等
概 要

現在、住まいの再建が進み、仮の住まい(仮設住宅)から終の住まい(恒久住宅)でのくらしに移行してきているこの時期は、地域での見守り・安否確認体制の再構築、生活環境の変化による心身の負担への対応も必要となります。一方、住まいの確保に関わる悩みや不安を抱えている世帯も多く、被災者を取巻く課題も時間の経過とともに個別化・複雑化してきています。同時に、災害をきっかけに、個人・世帯・地域社会で潜在化していた問題や課題が顕在化したり加速化したりしています。
このように、住まいの確保が進み地域生活への移行期における支援には、広範なニーズへの対応が求められます。ニーズへの対応や課題の解決においては、被災者の現況把握やアセスメントが肝要になるとともに、地域の福祉力を高めていくアプローチも必要となります。
そこで、地域の福祉力向上の一環として地域を基盤とした総合相談・生活支援体制の整備・促進に関わる社会福祉協議会のソーシャルワーカーがコミュニティソーシャルワークの観点からニーズ対応のあり方やソーシャルワーカーとしての関わり方を検討し、地域生活支援、地域支援に結びつけていくための課題を整理し、本事業終了後も相談を確実に受けとめ切れ目のない支援が実現できることを目的に実施しました。
本回は、被災者支援にかかわる各職種が、被災者の現況と支援課題を共有し、本年度の下半期に取り組むべき内容を明らかにすることを目標に実施します。

9月15日 9:00~12:00 令和2年度被災者生活支援従事者研修

【現任者共通:相談支援技術Ⅱ~地域生活支援の視点から】研修

対象者 倉敷市真備支え合いセンター 見守りリーダー 相談員(センター長 副センター長 含む)等
概 要

住まいの確保が進み、地域での生活に移行する、この移行期には、地域での見守り・安否確認体制の再構築、生活環境の変化による心身の負担への対応も必要となります。一方、住まいの確保に関わる悩みや不安を抱えている世帯も多く、被災者を取巻く課題も時間の経過とともに個別化・複雑化してきています。同時に、災害をきっかけに、個人・世帯・地域社会において潜在化していた問題や課題が顕在化したり加速化したりしています。
このように、住まいの確保が進み地域での生活への移行期における支援は、広範なニーズへの対応が求められ、①多様な担い手や専門職・機関との連携・協働、②個と地域の一体的支援、③予防的アプローチが支援課題となってきます。ニーズへの対応や課題の解決においては、被災者の現況把握やアセスメントが肝要になるとともに、地域の福祉力を高めていくアプローチも必要となります。
そこで、現任者共通研修では、被災された個人や家族が置かれている状況を個別にアセスメントする力量の強化、とくに生活機能への着目、その人が有する強さ(意欲や能力*本来もつ力)をとらえる視点をもつこと、課題を抱える個人に必要なサポート(かかわりのある場やかかわる人々からどのようなサポートを受けているのかなど)のみきわめができるようになることを目的として、「相談支援技術」を実施しました。

9月15日 13:30~16:30 令和2年度 被災者生活支援従事者研修

集合【課題別:検討事例の進め方Ⅱ~地域生活支援の視点から】研修

対象者 倉敷市真備支え合いセンター 見守りリーダー 相談員(センター長 副センター長 含む)等
概 要

住まいの再建が進み、もともとお住まいだった地域や新たな地域でのくらしに移行してきているこの時期は、再建の目処が立たない世帯は不安がより一層大きくなるようなことも起こりえます。また、度重なる生活環境の変化の中で、一見、大丈夫そうに見えるけれども、物理的にも精神的にもダメージを受けており、孤立状態に陥っていく方もいらっしゃいます。
中には、法的支援が必要でも声を上げられずに専門家につながっていない方もいます。
このような方々にこそ、私たちは寄り添い、相談にのりながら必要なサービスや活動につなげることが求められています。
そこで、センター内の会議に位置づいている「リーダーミーティング ケースカンファレンス」において、このような観点からケースを検討することで、生活上の困難や表出されていないニーズを発見し、「見守り支援の必要性」「受援ニーズ」を見極め、「相談先・つなぎ先」を検討したうえで、「フォロー計画」を立てることができるようになることを目的に「課題別研修:事例検討の進め方Ⅱ」を実施しました。

9月15日 13:30~17:00 令和2年度 被災者生活支援従事者研修

メンタルヘルスケア【リフレッシュ】プログラム

対象者 倉敷市真備支え合いセンター 見守りリーダー 相談員(センター長 副センター長 含む)・総社市被災者寄り添い室 等
概 要

発災から2年が経ち、再建の歩みもそれぞれ異なる中で、声をあげられる人は、いったいどのくらいいるのでしょうか… そんな声をあげてくださる方と出会えた時は、「寄り添ってもいいよ」というお許しをいただいたようで、少しホッとしたような気持になったり、「大丈夫です」「困っていることはありません」「もう来なくていいです」という声に出会うと、本当に大丈夫かなあと心配になったりします。そんな対応に私たちの体も心も重くなったりするのではないでしょうか。そんな時には、もしかすると、ご本人にとって、思うようにことが進んでいなかったり、生活のリズムがつくりにくかったり… そんなことが重なって人と話す元気が出なかったり、意欲も低くなってしまっていたりするのかもしれません。
また、新型コロナウィルスによる不安やストレスなどで、気持ちが滅入ることも重なっている、そんな今だからこそ、被災された方の体も心も少しでも軽くなるような何かができないか、と考えました。
そこで、さみしい思いをされている方が、感染予防の手洗いの時に “自分のことを気にかけてくれる人がいるんだなぁ” と思ってもらえるように、 “気持ちがあたたかくなる” “リラックスする” 時間につながる「石けん」と「バスソルト」を、私たちの願いを込めてつくり、お届けしたいと、このプログラムを用意しました。
お届けした時の相手のお顔や反応を想像しながら、ハーブ石けんとバスソルトをつくることで、私たち自身も “ハッピー” になりましょう!

11月20日 令和2年度 被災者生活支援従事者研修

倉敷市真備支え合いセンター・倉敷市被災者見守り支援室 勉強会

対象者 倉敷市真備支え合いセンター 見守りリーダー 相談員(センター長 副センター長 含む)等
概 要

岡山県くらし復興サポートセンターの登録アドバイザーでもある、井上弁護士を講師に招き、被災者が抱える問題について解説いただきました。成年後見人制度や被災後の離婚問題とそれに伴う様々な問題、不動産に関することなど多岐にわたり法的にどう考えるのか、手続き方法など具体ケースを交え解説頂きました。また、無料法律相談や法テラスの利用についても詳しく解説頂きました。
そもそも、どのようなケースについて弁護士に関わっていただいたら良いのかわからない。どの程度の深刻さなら弁護士へ相談したほうがいいのかなど、弁護士へ相談すること自体ハードルが高いなどの声がありました。井上弁護士は、離婚したらどうなるの?程度から相談してほしい、様々なケースで期日が経過すると、無効や時効になることもあり、早めに弁護士に相談することが大切だ。また、災害直後から立ち上がる無料相談会などは、被災者のための相談会なので積極的な利用をお勧めする。被災した家屋の問題などについても、困ったら早めに弁護士に相談した方がいい。とも言われていました。

12月5日 令和2年度 被災者生活支援従事者研修 [被災地(倉敷市)共同企画]

集合【課題別:コミュニティソーシャルワーク~地域生活支援の視点から】研修

対象者 倉敷市 保健師所属部署 被災者見守り支援室 地域包括ケア室 障がい分野 生活困窮分野等の関係部署 職員 倉敷市社会福祉協議会 職員、被災者支援活動の受持者 等
概 要

 野坂祐子さん(大阪大学大学院 人間科学研究科 准教授)を講師に招き、研修を行いました。第1部では、子どものこころの健康づくりを考える、第2部では、被災者のこころの健康づくりを支援者の関わりから考えると題し、子どものこころの健康について、 トラウマについてやトラウマの影響、 基本的な関わりについて学びました。
弱い立場の子どもたちは、被災直後からこころに傷を負っていてもそれを表に出せない子がいたり、心を痛めているために、違うところで問題が出てしまうようなケースがあったりなど、被災地の保育に携わる方から、このことについてどうケアすればいいか、など相談が寄せられていました。
今回の研修では、そのようなケースをどう捉え、今後の支援に必要な視点を学ぶことを目的として研修会を開催しました。
野坂先生は、子どもたちの目線で見ること、大人が一緒に子どもの気持ちに寄り添うことが大切だと話されました。また、被災者のこころの健康づくりと、支援者のこころの問題についても提言され、被災者のトラウマと支援者自身に及ぶトラウマのことについても学びました。

12月19日 10:00~13:00 令和2年度被災者生活支援従事者研修[被災地(倉敷市)共同企画]

集合【課題別:コミュニティソーシャルワーク~地域支援の視点から】

対象者 倉敷市 保健師所属部署 被災者見守り支援室 地域包括ケア室 障がい分野 生活困窮分野等の関係部署 職員 倉敷市社会福祉協議会 職員、被災者支援活動の受持者 等
概 要

被災者の視点と心情から地域支援を考えると題して、研修を行いました。今回の研修は、倉敷市の保健師所属部署や地域包括ケア室、障がいや生活困窮分野担当職員の方も研修に参加して頂き開催いたしました。
第1部は、被災者の視点と心情~り災住家長期居住者等へのアドバイス事業からの気づきと題して、倉敷市真備支え合いセンターの委託事業 り災住家長期居住者へのアドバイズ事業にも関わっていただいている中村陽二さん(一般社団法人岡山県建築士会 副会長/倉敷支部副部長)に講演頂きました。
また、第2部は、被災者の視点と心情~平成30年7月豪雨における災害廃棄物処理からの気づき~と題して、倉敷市職員の大瀧慎也さん(倉敷市環境リサイクル局リサイクル推進部一般廃棄物対策課 課長代理)に講演頂きました。
第3部は、被災地域住民が”かたづけ”という第一歩を踏み出せるように~視点・心情・起こったことから平常時の取り組みを考える~と題して、これからの取り組みについて共有することができました。

12月19日 14:00~16:00 令和2年度被災者生活支援従事者研修[被災地(倉敷市)共同企画】

集合【課題別:支援型リーダーシップ[+マネジメント]

対象者 倉敷市 保健師所属部署 被災者見守り支援室 地域包括ケア室 障がい分野 生活困窮分野等の関係部署 職員 倉敷市社会福祉協議会 職員、被災者支援活動の受持者 等
概 要

平成30年7月 豪雨災害後の被災者・被災地の様子から、今後の支援に必要な視点と知識を学ぶ 災害派遣の応援職員派遣の役割と応援・受援体制についてと題し、元神戸市統括保健師の経験がおありになる田中由紀子さんを講師に招き、講演頂きました。阪神大震災を経験され、保健師の立場から長年被災者支援に携わられたご経験を中心にお話しいただきました。講話では、災害派遣時の派遣応援職員の役割とその心構えについてや、応援派遣職員の受け入れ側の課題、現在の神戸市の状況、行政保健師としてのご経験に基づく考察など多岐にわたりお話を頂きました。

2月10日 令和2年度 被災者生活支援従事者研修

倉敷市真備支え合いセンター・倉敷市被災者見守り支援室 勉強会 第2回

対象者 倉敷市真備支え合いセンター 見守りリーダー 相談員(センター長 副センター長 含む)等
概 要

岡山県くらし復興サポートセンターの登録アドバイザーでもある、井上弁護士を講師に招き、被災者が抱える問題について解説いただきました。2回目の今回は、多重債務・自己破産についてや、ブラックリストとは?など債務整理に関する問題を中心に話を聞きました。普通に生活されている人が自己破産に至ってしまう経緯や、過払い金請求についてなど実際の事例を基に解説頂き理解を深めることが出来ました。
また、自己破産・個人再生・任意整理についてや、弁護士と司法書士の業務の違いについてなどなかなか理解が難しい所を分かりやすく解説頂き、とても有意義な研修会となりました。